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AK5701KN_17 Datasheet, PDF (49/64 Pages) Asahi Kasei Microsystems – PLL & MIC-AMP内蔵16-Bit Stereo ADC
[AK5701]
1. グランドと電源のデカップリング
電源とグランドの取り方には十分注意して下さい。通常、AVDD, DVDDにはシステムのアナログ電源を供給
します。AVDD, DVDDが別電源で供給される場合には、電源立ち上げシーケンスを考える必要はありません。
AVSS, DVSSはアナロググランドに接続して下さい。システムのグランドはアナログとディジタルで分けて
配線しPCボード上の電源に近いところで接続して下さい。小容量のデカップリングコンデンサはなるべく電
源ピンの近くに接続して下さい。
2. 基準電圧
AVDD pinに入力される電圧がアナログ入力レンジを設定します。通常、AVDDとAVSS間に0.1Fのセラミッ
クコンデンサを接続します。VCOMはアナログ信号のコモン電圧として使われます。このピンには高周波ノ
イズを除去するために2.2F程度の電解コンデンサと並列に0.1FのセラミックコンデンサをAVSSとの間に
接続して下さい。特に、セラミックコンデンサはピンにできるだけ近づけて接続して下さい。VCOM pinか
ら電流を取ってはいけません。ディジタル信号、特にクロックは変調器へのカップリングを避けるため、
VCOM pinからできるだけ離して下さい。
3. アナログ入力
アナログ入力は差動入力またはシングルエンド入力になっており、入力抵抗は60k (typ)@MGAIN1-0 bits =
“00”, 30k (typ)@MGAIN1-0 bits = “01” or “10”です。入力レンジは内部のコモン電圧(0.5 x AVDD)を中心に0.6
x AVDD Vpp(typ)@MGAIN 1-0 bits = “00”になります。通常、入力信号はコンデンサでDCカットします。この
時カットオフ周波数はfc=1/(2RC)です。出力コードのフォーマットは2’sコンプリメント(2の補数)です。DC
オフセット(ADC自体のDCオフセットも含む)は内蔵のHPF(fc=3.4Hz@HPF1-0 bits = “00”, fs=44.1kHz)でキャ
ンセルされます。AK5701はシングルエンド入力の場合、AVSSからAVDDまでの電圧を入力することができ
ます。
MS0404-J-04
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2015/10