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AK4688EN Datasheet, PDF (27/36 Pages) Asahi Kasei Microsystems – Asynchronous Stereo CODEC with Capless Line I/O
[AK4688]
3. READ命令
R/W bitが “1”の場合、AK4688はREAD動作を行います。指定されたアドレスのデータが出力された後、マス
タがストップ·コンディションを送らずアクノリッジを生成すると、次のアドレスのデータを読み出すことが
できます。アドレス:03Hのデータを読み出した後、さらに次のアドレスを読み出す場合にはアドレス:00H
のデータが読み出されます。
AK4688はカレント·アドレス·リードとランダム·リードの二つのREAD命令を持っています。
3-1. カレント・アドレス・リード
AK4688は内部にアドレス·カウンタを持っており、カレント·アドレス·リードではこのカウンタで指定された
アドレスのデータを読み出します。内部のアドレス·カウンタは最後にアクセスしたアドレスの次のアドレス
の値を保持しています。例えば、最後にアクセス(READでもWRITEでも)したアドレスが “n”であり、その後
カレント·アドレス·リードを行った場合、アドレス “n+1”のデータが読み出されます。カレント·アドレス·リ
ードでは、AK4688はREAD命令のスレーブ·アドレス(R/W bit = “1”)の入力に対してアクノリッジを生成し、
次のクロックから内部のアドレス·カウンタで指定されたデータを出力したのち内部カウンタを1つインクリ
メントします。1バイトのデータが出力された後、マスタがアクノリッジを生成せずストップ·コンディション
を送ると、READ動作は終了します。
SDA
S
T
A Slave
R Address
T
Data(n)
Data(n+1)
Data(n+2)
S
A
A
A
A
C
C
C
C
K
K
K
K
Figure 19. CURRENT ADDRESS READ
S
Data(n+x) T
O
P
P
3-2. ランダム・リード
ランダム·リードにより任意のアドレスのデータを読み出すことができます。ランダム·リードはREAD命令の
スレーブ·アドレス(R/W bit = “1”)を入力する前に、ダミーのWRITE命令を入力する必要があります。ランダ
ム·リードでは最初にスタート·コンディションを入力し、次にWRITE命令のスレーブ·アドレス(R/W bit = “0”)、
読み出すアドレスを順次入力します。AK4688がこのアドレス入力に対してアクノリッジを生成した後、再び
スタート·コンディション、READ命令のスレーブ·アドレス(R/W bit = “1”)を入力します。AK4688はこのスレ
ーブ·アドレスの入力に対してアクノリッジを生成し、指定されたアドレスのデータを出力し、内部アドレス
カウンタを1つインクリメントします。データが出力された後、マスタがアクノリッジを生成せず、ストップ
·コンディションを送ると、READ動作は終了します。
SDA
S
T
A Slave
R Address
T
S
T
W ord
A Slave
Address(n) R Address
T
Data(n)
S
S
A
A
A
C
C
C
K
K
K
Figure 20. RANDOM READ
Data(n+1)
A
A
C
C
K
K
S
Data(n+x) T
O
P
P
MS1420-J-00
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2012/05