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AK4495SEQ Datasheet, PDF (41/58 Pages) Asahi Kasei Microsystems – Quality-oriented Premium 32-Bit 2ch DAC
[AK4495S]
(2) I2Cバスコントロールモード (I2C pin = “H”)
AK4495SのI2Cバスモードのフォーマットは、高速モード(max:400kHz, Ver1.0)に対応しています。
(2)-1. WRITE命令
I2Cバスモードにおけるデータ書き込みシーケンスはFigure 19に示されます。バス上のICへのアクセスに
は、最初に開始条件(Start Condition)を入力します。SCLラインが “H”の時にSDAラインを “H”から “L”に
すると、開始条件が作られます(Figure 25)。開始条件の後、スレーブアドレスが送信されます。このア
ドレスは7bitから構成され、8bit目にはデータ方向ビット(R/W)が続きます。上位5bitは “00100”固定、次
の1bitはアクセスするICを選ぶためのアドレスビットで、CAD0 pinにより設定されます(Figure 20)。アド
レスが一致した場合、AK4495Sは確認応答(Acknowledge)を生成し、命令が実行されます。マスタは確認
応答用のクロックパルスを生成し、SDAラインを解放しなければなりません(Figure 26)。R/Wビットが
“0”の場合はデータ書き込み、R/Wビットが “1”の場合はデータ読み出しを行います。
第2バイトはサブアドレス(レジスタアドレス)です。サブアドレスは8bit、MSB firstで構成され、上位3bit
は “0”固定です(Figure 21)。第3バイト以降はコントロールデータです。コントロールデータは8bit、MSB
firstで構成されます(Figure 22)。AK4495Sは、各バイトの受信を完了するたびに確認応答を生成します。
データ転送は、必ずマスタが生成する停止条件(Stop Condition)によって終了します。SCLラインが “H”
の時にSDAラインを “L”から “H”にすると、停止条件が作られます(Figure 25)。
AK4495Sは複数のバイトのデータを一度に書き込むことができます。データを1バイト送った後、停止
条件を送らず更にデータを送ると、サブアドレスが自動的にインクリメントされ、次のデータは次のサ
ブアドレスに格納されます。アドレス “09H”を越えるデータを送ると、内部レジスタに対応するアドレ
スカウンタはロールオーバし、アドレス “00H”から順に格納されます。
クロックが “H”の間は、SDAラインの状態は一定でなければなりません。データラインが “H”と “L”の
間で状態を変更できるのは、SCLラインのクロック信号が “L”の時に限られます(Figure 27)。SCLライン
が “H”の時にSDAラインを変更するのは、開始条件、停止条件を入力するときのみです。
SDA
S
T
S
A
R/W= “0”
T
R
O
T
P
S
Slave
Address
Sub
Address(n)
Data(n)
Data(n+1)
Data(n+x) P
A
A
A
A
A
A
C
C
C
C
C
C
K
K
K
K
K
K
Figure 19. I2Cバスモードのデータ書き込みシーケンス
0
0
1
0
0 CAD1 CAD0 R/W
(CAD0はpinにより設定)
Figure 20. 第1バイトの構成
0
0
0
A4
A3
A2
A1
A0
Figure 21. 第2バイトの構成
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
Figure 22. 第3バイト以降の構成
MS1560-J-01
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2013/11