English
Language : 

AK8996W Datasheet, PDF (37/71 Pages) HuaXinAn Electronics CO.,LTD – Pressure Sensor Control IC
[AK8996/W]
12. 出力スパン電圧ファイン調整
感度温度特性を補正時に発生する誤差を調整します。
出力スパン電圧は、出力スパン電圧調整レジスタ(アドレス:02h データESC[8], アドレス:03h データ
ESC[7:0])を用いて調整します。
2) VO端子外付容量値(Cap)の決め方
VO端子外付容量値の決め方を説明します。
VO端子外付容量値を決めるポイントは、電源投入時及びスタンバイ解除(STBYN端子“L” to “H”)後の
VOUT端子出力電圧の安定時間とSINAD(=Signal/(Noise+Distortion))です。
以下にそれぞれの項目についてまとめます。
1. VOUT端子出力電圧の安定時間について
ご注意頂きたいのは、VO端子外付容量値によって、電源立上及びSTBYN解除後、測定値(VOUT端
子電圧)に誤差を持つということです。安定時間は、サンプリングクロックには依存しません。
以下の図及び表を用いて一例を説明します。
以下の表の「99.5%収束時間(図③+④)」は、以下の図③期間で出力基準電圧X(この場合は
0.5*VDD)に収束、その後、加えられた圧力に応じた出力電圧Y(この場合は0.1*VDD)の99.5%に到達
するまでの時間(図③+④期間)を示しています。 Note)
VO端子外付容量3µF(サンプリング周波数100Hz)の条件では、以下の図③期間で出力基準電圧の
16.3% (0.5*VDD期待値に対して0.0815*VDD)までVOUT端子は収束します。図③期間は、0.3msec
固定です。
収束率A=(1-e^(-0.3[ms]/(560[Ω]*3[µF]))*100=16.4[%]
その後、以下の図④期間で測定圧力に応じた出力電圧の99.5%に収束します。以下の図④期間では、
0.0815*VDDから0.1*VDDの99.5%に345.2 msecで収束します。
収束率B=(0.995*0.1*VDD-0.163*0.5*VDD)/(0.1*VDD-0.163*0.5*VDD)*100=97.3[%]
収束時間D(図④期間)=-32[kΩ]*3[µF]*ln(1-B/100)=345.2[msec]
従って、99.5%収束時間(図③+④期間)は以下のようになります。
99.5%収束時間(図③+④期間)=0.3[msec]+D=345.5[msec]
MS1055-J-04
37
2011/12