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AK8996W Datasheet, PDF (36/71 Pages) HuaXinAn Electronics CO.,LTD – Pressure Sensor Control IC
[AK8996/W]
9. オフセット電圧ファイン調整
オフセット電圧温度特性を補正時に発生する誤差を調整します。
オフセット電圧は、オフセット電圧ラフ調整レジスタ(アドレス:00h データEOC[10:7])及びオフセット電圧
ファイン調整レジスタ(アドレス:01h データEOC[6:0])を用いて調整します。
10. BUFFゲイン調整
出力Bufferの利得を調整します。
出力Bufferの利得は、BUFゲイン調整レジスタ(アドレス:0Eh データEOG[2:0])を用いて調整します。
11. 圧力判定閾値、及び出力基準電圧調整
以下に示すブロック図をもとに、出力基準電圧を調整するための具体的な方法を説明します。
S/H1 &
Level Shifter
ELV[10:6]
ELV[5:0]
S/H2
32kohm
EOG[2:0]
Buffer
EPJLV[9:0]
Pressure
judge
VO
VOUT
圧力判定閾値を調整します(最初に圧力判定閾値、次に出力基準電圧という順番で調整を行って下さ
い)。圧力判定閾値は、圧力判定閾値調整レジスタ1, 2(アドレス:1D, 1Eh データ:EPJLV[9:0])を用い
て調整します。
図からわかるように圧力判定閾値調整で調整されるのは、Buffer回路及び圧力判定回路です。よっ
て、圧力判定閾値調整直後のVO端子電圧は、項目5.オフセット調整で調整されたほぼ2.5V
(@VDD:5V)となっています。その為、圧力判定閾値を調整した後、VOUT端子電圧は、圧力判定閾値
によっては電源電圧に張り付く場合もあります。例えば、電源電圧5V・EOG[2:0]=4hex(4倍設定)で圧
力判定閾値を1.0Vに調整した場合、VOUT端子電圧は、1.0+4*(2.5-1.0)=7.0Vとなり、電源電圧に張
り付きます。
出力基準電圧を調整します。出力基準電圧は、出力基準電圧ラフ&ファイン調整レジスタ(アドレ
ス:1B, 1Ch データ:ELV[10:0])を用いて調整します。
まず、出力基準電圧ラフ調整(ELV[10:6])の調整値を計算で求めます。具体的には、VO端子電圧は
2.5V(@VDD:5V)、またBuffer回路基準電圧は圧力判定閾値になっていることは既知であることから、
その差分を出来るだけ小さくするように計算します。次に、出力基準電圧ファイン調整(ELV[5:0])を用
いてVOUT端子電圧を所定の出力基準電圧に調整します。
MS1055-J-04
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2011/12