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MB85RC128A Datasheet, PDF (4/32 Pages) Fujitsu Component Limited. – 128 K (16 K × 8) ビットI2C
MB85RC128A
■ I2C 通信の開始と終了
I2C バスは , 2 線だけで通信を実現するため , SDA 入力の切り換えを SCL が “L” レベルの期間内に行ってください。
ただし例外的に , 通信の開始と終了については SCL が “H” レベルの期間内に SDA を切り換えてください。
・スタート・コンディション
I2C バスが , 読出しまたは書込みの動作を開始するには , SCL 入力が “H” レベルの期間に , SDA 入力を “H” レベルから “L”
レベルに設定してください。
・ストップ・コンディション
I2Cバスの通信を終了するには, SCL入力が“H”レベルの期間に, SDA入力を“L”レベルから“H”レベルに設定してくださ
い。読出し動作の場合には, ストップ・コンディションを入力することで読出しが終了し, スタンバイ状態になります。書込
み動作の場合には , ストップ・コンディション入力で書換えデータの入力が終了し , スタンバイ状態になります。
・スタート・コンディション , ストップ・コンディション
SCL
SDA
“H” or “L”
Start
Stop
(注意事項)FRAM デバイスでは書込み動作時 , ストップ・コンディション 後のメモリ書込み待ち期間 (tWC) は必要あり
ません。
■ アクノリッジ (ACK)
I2C では , アドレス情報や , メモリ情報などのシリアルデータを 8 ビット 単位で送受信します。ACK 信号とは , この
8 ビットデータごとに , 正常に送信 , または受信されたことを示す信号です。8 ビットの送受信が行われるたび SCL の 9 ク
ロック目に , 受信側が毎回 “L” レベルを出力します。送信側では , この 9 クロック目で ACK 信号を受信確認するため , 一
時的にバスを解放します。この解放期間中に , 受信側では SDA ラインにプルダウンを返して通信が正常なことを示しま
す。
Slave 側が , ACK “L” レベル応答前または受信前にストップ・コンディションを受信した場合 , 動作を終了してスタンバ
イ状態になります。
一方 , Slave 側は , NACK “H” レベル応答後または受信後にバスを解放状態にします。Master 側は , このバス開放期間に ,
ストップ・コンディションまたはスタート・コンディションを生成します。
・アクノリッジのタイミング説明図
SCL
1
2
3
8
9
SDA
Start
送信側は 9 ビット目に , 必ず SDA を解放してください。
このとき受信側は , 直前 8 ビットの受信が正常ならばプ
ルダウンを出力します (ACK 応答 )。
ACK
4
DS501-00018-2v0-J