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AK5730VQ_17 Datasheet, PDF (38/50 Pages) Asahi Kasei Microsystems – 4-Channel Differential Audio ADC for Line & Mic Inputs
[AK5730]
(2)-2. READ 命令
R/W bitが “1”の場合、AK5730はREAD動作を行います。指定されたアドレスのデータが出力された後、マスタが停止
条件を送らず確認応答を生成すると、サブアドレスが自動的にインクリメントされ、次のアドレスのデータを読み出すこ
とができます。アドレス “2DH”のデータを読み出した後、さらに次のアドレスを読み出す場合にはアドレス “00H”のデ
ータが読み出されます。
AK5730はカレントアドレスリードとランダムリードの2つのREAD命令を持っています。
(2)-2-1. カレントアドレスリード
AK5730は内部にアドレスカウンタを持っており、カレントアドレスリードではこのカウンタで指定されたアドレスのデータ
を読み出します。内部のアドレスカウンタは最後にアクセスしたアドレスの次のアドレス値を保持しています。例えば、
最後にアクセス(READでもWRITEでも)したアドレスが “n”であり、その後カレントアドレスリードを行った場合、アドレス
“n+1”のデータが読み出されます。カレントアドレスリードでは、AK5730はREAD命令のスレーブアドレス(R/W bit =
“1”)の入力に対して確認応答を生成し、次のクロックから内部のアドレスカウンタで指定されたデータを出力したのち
内部カウンタを1つインクリメントします。データが出力された後、マスタが確認応答を生成せず停止条件を送ると、
READ動作は終了します。
S
T
A
R/W="1"
R
T
SDA
Slave
S Address
A
C
K
Data(n)
Data(n+1)
Data(n+2)
MA
MA
MA
AC
AC
AC
S
T
K
S
T
K
S
T
K
E
E
E
R
R
R
S
T
O
P
Data(n+x)
P
MA
MN
AC
AA
S
T
K
E
S
T
E
C
K
R
R
Figure 37. カレントアドレスリード
(2)-2-2. ランダムアドレスリード
ランダムアドレスリードにより任意のアドレスのデータを読み出すことができます。ランダムアドレスリードはREAD命令
のスレーブアドレス(R/W bit = “1”)を入力する前に、ダミーのWRITE命令を入力する必要があります。ランダムアドレス
リードでは最初に開始条件を入力し、次にWRITE命令のスレーブアドレス(R/W bit = “0”)、読み出すアドレスを順次入
力します。AK5730がこのアドレス入力に対して確認応答を生成した後、再送条件、READ命令のスレーブアドレス
(R/W bit= “1”)を入力します。AK5730はこのスレーブアドレスの入力に対して確認応答を生成し、指定されたアドレス
のデータを出力し、内部アドレスカウンタを1つインクリメントします。データが出力された後、マスタが確認応答を生成
せず停止条件を送ると、READ動作は終了します。
S
T
A
R/W ="0"
R
T
SDA
Slave
S Address
Sub
Address(n)
A
C
K
S
T
A
R/W ="1"
R
T
Slave
S Address
A
A
C
C
K
K
Data(n)
Data(n+1)
MA
MA
AC
AC
S
T
K
S
T
K
E
E
R
R
S
T
O
P
Data(n+x)
P
MA
MN
AC
AA
S
T
K
S
T
C
E
EK
R
R
Figure 38. ランダムアドレスリード
MS1577-J-03
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2015/11