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AK4591VQ Datasheet, PDF (26/41 Pages) Asahi Kasei Microsystems – 入力セレクタ付24bit 4ch ADC + 24bit 6ch DAC
[AK4591]
(2) 電源立ち上げシーケンス
電源投入は、 INIT_RESET ="L", S_RESET ="L"で行って下さい。(イニシャルリセット)
INIT_RESET ="L"でコントロールレジスタ等が初期化されます。次に、 INIT_RESET ="H"にするこ
とによりREF発生回路(アナログ基準電圧源)が立ち上がります。 INIT_RESET による初期化は通常、
電源立ち上げ時のみでかまいません。
S_RESET を”H”にするまで(システムリセットを解除するまで)に、システムクロック(MCLK,
LRCLK,BITCLK)は、安定供給を開始している必要があります。
ただし、AK7750,AK7730のCLKO(,CLKO1,CLKO2),BITCLK(_O),LRCLK(_O)をAK4591に接続し、
S_RESET を共通に使用することは可能です。( S_RESET 解除後いずれのクロックも出力イネーブル
になっていることが必要。)AK7730のスレーブモードを除いて、 S_RESET の解除時にCLKO(,CLKO1,
CLKO2),BITCLK(_O),LRCLK(_O)の3つすべてが立ち上がってはいませんが、これらクロックが安定供給
開始後にAK4591の内部リセット解除が行われるようになっているため問題にはなりません。動作開始後
は、通常の使用と同じく、リセット以外ではクロックを止めてはいけません。
また、S_RESET を”H”にするまでにREFも立ち上がっている必要があります。REFの立ち上り時間は、
VCOMの外付けコンデンサ(CAP)に依存し、0.1μF+10μFのコンデンサを接続した場合は10msです。
AK4591では、コントロールレジスタへの読み書きに関しては、システムクロック(MCLK,LRCLK,
BITCLK)を必要としません。ただし、ノイズの影響を避けるためにもシステムクロックの切り替え中に読
み書きを行う事はお勧めしません。システムクロックが”L”もしくは安定に動作している時に行って下さ
い。また、コントロールレジスタの初期設定はシステムリセット中( INIT_RESET ="H" & S_RESET
="L")に行います。一部のレジスタでは動作中に設定出来るものがありますが(SMUTE等)、切り替え時
にはクリックノイズ(ボツ音)対策等が必要な場合があります。
注意 システムクロック(MCLK,LRCLK,BITCLK)は、イニシャルリセット時または、システムリセッ
ト時( INIT_RESET ="H" & S_RESET ="L")以外(正確には内部リセットが解除後)は止めないで下
さい。これらのクロックが供給されない場合、内部にダイナミックなロジックを使用しているため、過
電流が流れ、動作が異常になる可能性があります。システムクロックの切り替えもこの時に行ってくだ
さい。
AK4591では、DAC部にソフトミュートを持っていますが、電源立ち上げ、立ち下げ時、イニシャルリ
セット時、イニシャルリセット解除時、システムリセット時、システムリセット解除時は機能しません
ので、外付けの回路によるクリックノイズ(ボツ音)対策が必要です。
AVDD
DVDD
S_RESET を”H”までに安定したクロックをMCLK,LRCLK,
BITCLKピンに供給開始して下さい
INIT_RESET
S_RESET
電源OFF
・VCOMのCAP値が0.1μF+10μFの場合は10msです
・コントロールレジスタの設定を行います。
AVDD,DVDDとも確実に
動作電圧状態
図 電源立ち上げシーケンス
[MS0295-J-01]
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2012/12