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XC6127 Datasheet, PDF (15/24 Pages) Torex Semiconductor – 超小型/高精度遅延回路内蔵MR 付電圧検出器
XC6127
シリーズ
■使用上の注意
1. 一時的、過渡的な電圧降下および電圧上昇等の現象について。
絶対最大定格を超える場合には、劣化または破壊する可能性があります。
2. 入力電圧が急峻な変動をする場合や入力電圧が周期的な変動を繰り返す条件下では誤動作を起こす可能性がありますのでご注意ください。
3. VIN 端子と電源入力 VDD の間に抵抗 RIN を接続すると、内部回路の貫通電流と RIN による電圧降下で解除動作時に発振する場合がありますので
ご注意下さい。CMOS 出力品では RIN と貫通電流の影響により解除/検出動作に関わらず発振する場合がありますので RIN を接続して使用しな
いで下さい。
4. N-ch オープンドレイン出力の時、出力端子に接続するプルアップ抵抗より検出時の出力電圧が決まります。以下の事柄を参照して抵抗値を
選択して下さい。
XC6127CxxA/CxxB/CxxC/CxxD/CxxE タイプ、XC6127NxxA/NxxB/NxxC/NxxD/NxxE タイプ(出力論理:Active Low 品)の場合
検出時:VRESETB=(Vpull-Up)/(1+Rpull/RON)
Vpull-Up:プルアップ先の電圧
RON(*1):Nch ドライバの ON 抵抗(電気的特性より、VRESETB/IRBOUT1 から算出)(*3)
計算例)
VIN=2.0V 時(*2) RON=0.5/4.4×10-3≒114Ω(MAX.)となり、Vpull-Up が 3.0V で検出時の VRESETB 電圧を 0.1V 以下にしたい場合、
Rpull=(Vpull-Up /VRESETB-1)×RON=(3/0.1-1)×114≒3.3kΩになるため
上記の条件で検出時の出力電圧を 0.1V 以下にするためにはプルアップ抵抗を 3.3kΩ以上にする必要があります。
(*1) VIN が小さいほど RON は大きくなりますのでご注意下さい。
(*2) VIN の選択はご使用になる入力電圧の範囲で最低の値で計算してください。
(*3) 電気的特性で規定される IRBOUT1 は Ta=25℃での値となります。IRBOUT1 は周囲温度により変化します。
周囲温度を考慮する場合のプルアップ抵抗値については弊社営業へ問い合わせ下さい。
解除時:VRESETB=(Vpull-Up)/(1+Rpull/ROFF)
Vpull-Up:プルアップ先の電圧
ROFF:Nch ドライバの OFF 時抵抗値 40MΩ(MIN.)(電気的特性より、VRESETB/ILEAK から算出)
計算例)
Vpull-Up が 6.0V で VRESETB を 5.99V 以上にしたい場合
Rpull=(Vpull-Up/VRESETB-1)×ROFF=(6/5.99-1)×40×106≒66kΩになるため
上記の条件で解除時の出力電圧を 5.99V 以上にするためにはプルアップ抵抗を 66kΩ以下にする必要があります。
XC6127CxxF/CxxG/CxxH/CxxJ/CxxK タイプ、XC6127NxxF/NxxG/NxxH/NxxJ/NxxK タイプ(出力論理:Active High 品)の場合
検出時:VRESET=(Vpull-Up)/(1+Rpull/ROFF)
Vpull-Up:プルアップ先の電圧
ROFF:Nch ドライバの OFF 時抵抗値 40MΩ(MIN.)(電気的特性より、VRESET/ILEAK から算出)
計算例)
Vpull-Up が 6.0V で VRESET を 5.99V 以上にしたい場合
Rpull=(Vpull-Up/VRESET-1)×ROFF=(6/5.99-1)×40×106≒66kΩになるため
上記の条件で検出時の出力電圧を 5.99V 以上にするためにはプルアップ抵抗を 66kΩ以下にする必要があります。
解除時:VRESET=(Vpull-Up)/(1+Rpull/RON)
Vpull-Up:プルアップ先の電圧
RON(*1):Nch ドライバの ON 抵抗(電気的特性より、VRESET/IROUT1 から算出)(*3)
計算例)
VIN=2.0V 時(*2) RON=0.5/4.4×10-3≒114Ω(MAX.)となり、Vpull-Up が 3.0V で検出時の VRESET 電圧を 0.1V 以下にしたい場合、
Rpull=(Vpull-Up /VRESET-1)×RON=(3/0.1-1)×114≒3.3kΩになるため
上記の条件で解除時の出力電圧を 0.1V 以下にするためにはプルアップ抵抗を 3.3kΩ以上にする必要があります。
(*1) VIN が小さいほど RON は大きくなりますのでご注意下さい。
(*2) VIN の選択はご使用になる入力電圧の範囲で最低の値で計算してください。
(*3) 電気的特性で規定される IROUT1 は Ta=25℃での値となります。IROUT1 は周囲温度により変化します。
周囲温度を考慮する場合のプルアップ抵抗値については弊社営業へ問い合わせ下さい。
5. 当社では製品の改善、信頼性の向上に努めております。しかしながら、万が一のためにフェールセーフとなる設計およびエージング処理な
ど、装置やシステム上で十分な安全設計をお願いします。
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